前回の記事で、私が「結婚する=古い家庭の役割を背負わされる」という見えない呪いに縛られていたことに気づいたお話をしました。
今回は、そんな私が実際に飛び込んでみたマッチングアプリという「本番環境」で感じた、いくつかの引っかかり(違和感)と、その結果として私が下した次なる決断のログを正直に公開したいと思います。
結論から言うと、私はマッチングアプリを退会し、「もう一度、結婚相談所に行くこと」に決めました。今日はその判断に至った理由と、同じように婚活で悩んでいる方への実用情報もあわせてお伝えします。
先に断っておきたいのですが、これから書くのは「アプリに嘘のプロフィールが溢れている」という断定ではありません。インフラエンジニアとして日々データと向き合っている私が、統計と目の前の画面のギャップに「あれ、なんだか噛み合わないぞ」と引っかかった、あくまで個人の体感です。実際には運営側のアルゴリズムやユーザー層の偏りなど、私の知らない事情もたくさんあるはずです。
国税庁のデータと画面の「体感」が合わない
条件検索をかけると、年収800万円、あるいは1000万円以上の男性がかなりの数、画面に表示されました。
国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」(2025年9月公表、対象は令和6年〈2024年〉分)によると、給与所得者のうち年収800万円超1000万円以下は5.8%、1000万円超は6.2%で、合わせるとおよそ12%です。もちろん、マッチングアプリを使う層は高年収・婚活に積極的な人が集まりやすい「選ばれた集団」である可能性は十分にありますし、業種によっても800万円超の割合は大きく異なります(例えば電気・ガス・熱供給・水道業は46.0%、金融・保険業は29.8%)。
さらにややこしいのは、ITエンジニアや一人社長に多い「マイクロ法人(個人会社)」やフリーランス・自営業の方々の年収定義です。
節税のために法人の利益(売上)を会社に残し、自身の「役員報酬(個人の給与年収)」をあえて最低限に抑えているケースもあれば、逆に「法人の売上高」をそのまま個人の年収としてアプリに登録しているケースもあります。
「相手が数字を盛っているのか」「節税で低く出ているだけなのか」「会社の売上をそのまま書いているのか」──。
エンジニアとして普段データを見ている身としては、定義の揃っていない自己申告データをいくら眺めても正解が見えず、給与所得者全体の統計との乖離も含めて疑心暗鬼が拭えませんでした。
50代・離婚歴あり・「子供なし」の割合が想像より多かった
もう一つ引っかかったのは、50代で離婚歴のある男性のプロフィールです。「子供なし」にチェックが入っている方が、私の想像より多い印象を受けました。
厚生労働省の統計データ(令和4年度 離婚に関する統計の概況)を見ると、離婚の平均同居期間は年々長期化しており、同居期間が長くなるほど親権を行う子(未成年の子)がいる離婚の割合も高くなる傾向があります。
もちろんこの統計は「未成年の子」に限った集計で、50代であれば子がすでに成人しているケースも当然含まれるため、単純にアプリのプロフィールと照らし合わせられるものではありません。それでも、同世代で離婚を経験した知人の話などと比べても「子供なし」の割合が高い印象があり、養育費や前の家庭との関係を理由に、あえて記載しない選択をする方もいるのではないか──そんな想像が頭をよぎり、プロフィールを鵜呑みにできない自分がいました。
嘘を疑わなくていい「安心」を求めて
マッチングアプリは、基本的にすべてが自己申告です。もちろん誠実に活動している方が大多数だと思いますし、これは特定の誰かを非難する話ではありません。それでも「この人は本当のことを言っているのだろうか」と、いちいち相手の身元を探るような作業は、自分の時間と気力をすり減らすには十分でした。
だからこそ、私はこう結論づけました。
「お相手のプロフィールを疑いながら恋人探しをするのは、もうやめたい」
結婚相談所であれば、独身証明書や、収入を証明する源泉徴収票(または課税証明書・確定申告書)の提出が入会時に義務づけられているところがほとんどです。最初からお互いに偽りのない「本当の姿」で向き合える環境に身を置くこと。それだけで、無駄な疑心暗鬼やストレスからはかなり解放されます。
結婚相談所あるある
結婚相談所は結婚に対する意識が高いと一般的に思われていますが、意外と即レスすればいいのにと感じることが多いです。
どうせ断るだけでしょ?結婚相談所のシステムは居住地と年齢で自分のプロフィール公開を限定できないシステムを採用している結婚相談所連盟もあります。私は比較的落ち着いた世代の多いBIU(mirai結婚相談所)を利用しました。
1日以上期間が開いてからお返事をいただいても感謝というより、熱が冷めてしまいお会いする気が私の場合はなくなってしまいました。40代以上になれば、もう男女ともに仕事をしているものなので、毎日結婚相談所のシステムを見る時間を作ってみるようにしていました。時間は作らないとないものという前提です。時間を決めてみると意外と効率よくできます。プロフィールを見てくれると嬉しいです。とメッセージを送ってくる方もいらっしゃいますが、拝見して定型文を返すだけ。そういうプロフィールを拝見しましたとメッセージを送ってくる人はこちらがプロフィールを拝見してメッセージを送っても、具体的にお見合い申し込みされることはなかったので、意外と無駄なやり取りだと感じて無視することにしました。毎日20件お見合い申し込みが来るので。プロフィールを見てくれると嬉しいですと送ってくる方を拝見していると、俺が俺が、優良株だと勘違いしている方ばかり。もう50にもなろうかという世代で何なの?あなた。
昔あった勘違い(港区マウント)ってやつ?と聞きたくなる方も結婚相談所連盟にはいらっしゃいました。あの港区マウントってようするに、外国の大使館やオールドメディアの本社があったりするため、住んでいると、自分まで偉くなった感覚に陥るのかな?と単純に考えていました。いまだにマッチングアプリでも港区マウントをとってくる50代半ばの男性に呆れました。
マッチングアプリに愚痴を書いている人までいて驚きです。お会いする約束をして時間と場所を私が決めて提案しても、実際お会いして最初に声をかけると、愛想笑いもせず、あまり関心がなさそうでした。結婚相談所は数字で見る場所なので、どこで自分が詰まっているか聞けば、素直にカウンセラーが教えてくれます。離婚歴のある方は離婚理由をお聞きして5分で終わり。1時間後には次のお見合いが入っているので休息ができて効率がよかったです。おそらく、結婚相談所でもちろんアドバイスされるかと思いますが、年収1,000万円稼いでいても、マイナス5歳までが限界。素直にカウンセラーのアドバイスを聞けばいいのにと思うばかりです。若い方に申し込んで男性が全滅してくださっている間に、私はさっさと短期決戦で特にめぼしい相手がいらっしゃらなかったので、BIU(mirai結婚相談所)を8日間で退会しました。離婚経験者の離婚理由は当たり障りのない相手に負担を与えない言葉になるため、よく聞くと、結局お相手が過去を振り返って反省していらっしゃらないとわかるだけです。既婚の学生時代の友人が離婚した男性に特にいいと感じる方はいらっしゃらないというのも理にかなっています。はっきり言うと、結婚は男性と女性が対等に生活を回していきます。いわゆる昭和型で役割を決めずに妻に家事と仕事をやってもらい、会社を辞めさせるような戦略をとる方もいると友人から聞きました。夫婦は生活を回す共同経営者なので、私たち女性がリスクである気がします。結婚相談所側が女性を優遇したらもう終わりです。初婚の男性も同じ世代でいらっしゃることはいらっしゃいます。だけれど、若い感覚のまま年を取っています。若ければ、普通に結婚できた見た目です。実家で親にすべてをやってもらっているので、男性は自分で身の回りのことは何もできません。私たちと同じ世代くらいで初婚の方は親も年を取ってきていよいよ自分の身の回りのことをやってくれる人が欲しいとなり、婚活市場に出てきます。同世代か年下女性に求められるのは、家政婦か将来の介護です。現在は、自分の親でさえ、子供に迷惑をかけないと思って健康管理をちゃんとしています。なんで今からそんなきついポジションをとるんですか?が正直な私の友人で既婚者の考えです。そういうことが彼ら初婚の男性の話で分かりました。
同じ違和感を持った方へ ― 結婚相談所を比べる3つの視点
もし今、あなたも同じような引っかかりを感じているなら、次の3点を比較の軸にしてみることをおすすめします。
・証明書類の提出義務の有無:独身証明書・収入証明書の提出を入会条件にしているか。相談所によって必須か任意かが分かれます。
・入会金以外にかかる費用の総額:成婚料、お見合い料など、費用体系を事前に確認する。
・サポート体制:マッチングだけで終わらず、仲人やカウンセラーが間に入ってくれるかどうか。
これらは私が相談所選びで実際に確認した項目です。
すっきりした心で、次の一歩へ
「誰かと心を通わせたい」と思う、10年に1回の大切な本音。それを、相手を疑うようなギスギスした感情で汚したくはありませんでした。
お互いに誠実であるという安心感の中で、大人の落ち着いた関係を探していきたい。
生まれ育った時に身に着けた古い価値観を笑い飛ばした私は、今度は自分の意思で、もう一度結婚相談所のドアを叩くことにしました。嘘のない確かな出会いと、私らしい新しいパートナーシップを求めて。
私の婚活の物語は、ここから新章へ向かいます。
※あくまで本人の主観・経験をもとに記述しております。
2026/09/17現在 既に筆者は婚活をやめております。学生時代からの友人のアドバイスと私の婚活での経験をよく整理して考えた結果です。婚活をされる方にいい出会いがあることを願っております。ご自身が主役の人生です。ご自分を一番に考えて是非幸せをつかまれてください。応援しております。
・国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」 https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2025/minkan_2025/pdf/01.pdf
・厚生労働省 人口動態統計特殊報告「令和4年度 離婚に関する統計の概況」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/rikon22/index.html
